映画と映像とテキストと

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『ほえる犬は噛まない』を観た

2000年。ポン・ジュノ監督。ポン・ジュノ監督はとても分かりやすい映画を撮るけれど、とてもインテリなんだろうな、分かってやってんだろうなということを常に感じさせる。本作は、そういう意味で、とてもポン監督のインテリっぽさが分かりやすく出ている映画ではないかと思う。

 

ポン・ジュノ監督には、独特の不連続性を感じる。気持ちよく走っていると、不意に急ブレーキを踏むような、つんのめるような気持ちを与えてくる。悪事を描いても、その悪事に対する憎しみとかそういうものはあまり感じない。その出来事に対して、ぼっ〜と傍で見つめ続けるような、そういう他人事感が素晴らしい。だからこそ平気で急ブレーキを踏んでくる。それは一種の照れなのか、なんなのか。すごくステキな態度だと思う。