映画と映像とテクストと

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『シン・ゴジラ』を観た

2016年。庵野秀明総監督。見れば見るほど、大したことない映画だなぁと思うんだけど、それでもやっぱり楽しく観てしまう。この映画は、2011年3月11日の最も心地いいドキュメンタリーを見るような楽しさがある。

 

庵野秀明はとにかくエンタメ体質の人であり、まともな大人であるからして、その自らのエンタメ体質を恥ずかしがるがゆえに、あえてわがまま風の気取ったような演出をしてしまうのでないかと思う。カヨコの存在もまた、そういう「あえて」をやらないと尻がむず痒くなるのだろうと思う。