映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

『ブローニュの森の貴婦人たち』を観た

1945年。ロベール・ブレッソン監督。面白かった。ブレッソンの映画の中でもかなり話の筋を追い易いし、分かりやすい。振られた女の復讐の物語。復讐といっても、かわいらしい復讐という気もする。

 

動きが少なく、そこに神経が張り詰める気持ちよさ。ブレッソン映画の入門としては最適ではないかと思った。親娘の新居にある窓辺の映るシーンが素晴らしい。あの構図はずっと見ていられるような気持ちがする。なんでこんなに絵に魅力があるのだろうか。参ってしまう。