1992年。今西隆志監督。OVAの圧縮劇場版。綺麗にまとまっていると思うんだが、やはり駆け足という感じも。ニナの描き方なんかを今見ると、本当に古臭いというか、ニナの同僚が女性ばかりなのも、何をどう言う考えでああしているのか、聞いてみたい。上司である課長(?)は男のおじさんなんだよね、そういうところも今見ると面白い。
テカテカしているメカを見るのは、実に眼福。これを見たくて0083を見たくなることがある。カウボーイビバップもそうなんだけど、0083が見せるメカの光沢には、なんか夢が詰まっていると感じていた。
ニナが最後にガトーを助けるところは、子供心に強い印象を残した。もしかしたら、これが自分にとっての初めてのNTRストーリーだったのかもしれない。大人になった今、これを見ると「まあ、ケガしてるしな。助けるかもな」と思うが。
よくニナはガンダムシリーズの中でも悪女なんだと言われるが、ニナは本当にリアリティの欠けたキャラクターで、こんな現実感のない女を悪女として言ってしまうことの滑稽さがなんだか面白い。主題歌が聞けないのが寂しい。