映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

『ある現代の女子学生』を観た

1966年。エリック・ロメール監督。撮影はネストール・アルメンドロス。『コレクションする女』『クレールの膝』も撮影監督はこの人だ。やっぱりロメールはいやらしいエッチな人で、研究室で作業に従事する女子学生の振る舞い、つまみの沢山付いた機器、試験管、心電図、全てがどこかいやらしい。すごいと思う。表面を捉えることで、何か本質的なものを取り出せる、そういう錯覚を得てしまうところがあって、やはり才能ある人いうのは、映すものがどこか一歩抜きん出ているなぁと素朴に思ってしまった。わずか10数分の作品ながら、とても楽しい。楽しかった。