2021年。イシグロキョウヘイ監督。俳句を扱う青春アニメ。面白かった。最後のアレを割ってしまうシーンでは「あっ!」と,思わず声を出してしまった。デイサービスとYouTubeやってるチャキチャキの女の子と俳句好きな少年と、色々とチグハグな組み合わせなのに爽やかにつながっていてそこが凄かった。少年もいかにも文学青年という感じでもなく、YouTubeの女の子もそこまでふわふわとしているのでもない。両者ともどこか冷静に自分を捉える。テンプレっぽいキャラクターに見えて、そうでもない「地味さ」が丁寧に描かれていて、そこが良かったのかもしれない。
どこか突き抜けない面白さも、好ましい感じがある。