映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『スリ』を観た

1959年のロベール・ブレッソン監督作品。 やはり面白い。昔見た時と同じように面白い。スリを行うシーンの緊迫感。この独特のリアリズム。全て滑稽であるような、それでいて誠実でもあり、切実でもある。他のブレッソンの映画よりも主人公が浮き出ている印象…

『君の名は。』を観た

劇場で見て以来、久しぶりに新海誠監督の『君の名は。』をテレビで見た。非常に気持ちの悪い映画だし、その気持ちの悪さの堂々たるところこそ、この映画の見どころだと思っているけれど、劇場公開から数年経ち、こんなにもネットで多くの人から「気持ち悪い…

『モモ』を読んだ

ミヒャエル・エンデの『モモ』を読んだ。今まで一度も読んだこともなく、なんとなく読んでおきたいなと思い読んだ。大変感動してしまった。 『モモ』には大人も強く頷いてしまうような「深い言葉」や「名言」がある、というような感想を時折目にするが、個人…

『ギルバートグレイプ』を観た

ラッセ・ハルストレム監督の1993年の映画。『マイライフアズアドッグ』は高校生の頃の僕にとって「救い」のような映画だった。あの映画を見ると、いつも少しだけ元気が出た。そういう意味でハルストレム監督は特別な存在だったのだけど、異国の地アメリカで…

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観た

『キングコング 髑髏島の巨神』があまりに酷く、ギャレゴジは面白かったけど虚無な感じであったが、本作は良かった。ゴジラ映画は初代と『シン・ゴジラ』は楽しんだ。だが、いわゆる平成ゴジラはほぼ食わず嫌いで、ビオランテは見たはずだが、内容をほとんど…