映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシー』を観た

2014年。ジェームズ・ガン監督。最初にこの映画を劇場で見たときにとても意外だった。ものすごく楽しめたからだ。この手の色々なキャラクターが集まって、ドタバタコメディーのノリで、世界を救うというタイプの物語は自分は好きではないと思っていたから、…

『チャップリンの殺人狂時代』を観た

1947年。チャールズ・チャップリン監督。面白かった。今まで見たチャップリンの映画の中では、一番すんなりと見れたような気がする。今までチャップリンの映画にはどうしても苦手意識があったのだけど、本作はそういう感覚をあまり抱かなかった。 資本主義と…

『バトルシップ』を観た

2012年。ピーター・バーグ監督。バカっぽさと分かりやすい盛り上がり、というのはもちろん理解できるのだけど、僕はもう少し愛嬌と粋のあるバカの方が好きだなと思った。 戦艦ミズーリが敵に立ち向かうところは熱いと思うしとても良いと思うのだけど、パブロ…

『日本のいちばん長い日』を観た

1967年。岡本喜八監督。面白い。長いのに、全く退屈しない。毎年のように見ているが、面白い。なんというか、日本を好きになれる映画じゃないだろうか。そういう意味では『シン・ゴジラ』と似ているし、また批判もされるのだろう。しかし私はこのくらいのユ…

『ベニスに死す』を観た

1971年。ルキノ・ヴィスコンティ監督。凄かった。高校生の頃に見たときには、「おお、なかなか面白い映画じゃないか」なんて気取ってハスに構えていたが、この年になって見てみると、もう刺さりまくるのなんの。 通俗的な陰キャの初老の芸術家。もう、この歳…

『グラン・プリ』を観た

1966年。ジョン・フランケンハイマー監督。『フォードVSフェラーリ』を観て以来、いつか見ようと思っていた『グラン・プリ』を観た。面白かった。部分的には、大袈裟すぎるとかベタすぎるような感じもあるのだが、レースシーンの見応えと、説明しすぎないや…