映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『ガフールの伝説』を観た

2010年。ザック・スナイダー監督。ふくろうたちの物語。悪いふくろうを良いふくろうが退治する冒険譚だが、登場人物がすべてふくろなのが面白い。 原作は有名な児童文学(?)のようだが、なぜふくろうなんだろうと思ってしまった。まあふくろうは魅力的な生…

『ベオウルフ 呪われし勇者』を観た

2007年。ロバート・ゼメキス監督。いやぁ、バカっぽい。でも大好きな作品。第一部と第二部で話が分かれているけど、映画オリジナルの部分も含めて、とてもキレイにその2つの話が繋がっている。よくできている作品だと思う。けっこう、感心する脚本の出来。素…

『男はつらいよ 純情篇(6作目)』を観た

1971年。山田洋次監督。オープニングの長崎五島の実家に戻る女性を助けるエピソードがいい。その女性役が宮本信子で、その父親が森繁久彌。この最初のエピソードがいきなりグッとくる。そして、とらやに住み込みになる若尾文子がマドンナ。美人すぎるその風…

『美しき結婚』を観た

1982年。エリック・ロメール監督。それなりにステータスのある男性と結婚することで、惨めな人生を一発逆転したい女性の奮闘の物語。 しかし、エリック・ロメールは女性を主人公にしたエグい恋愛話をよく書けるなぁと本当に感心する。 その「こう考えるんだ…

『君たちはどう生きるか』を観た

2023年。宮崎駿監督。結構、分からない映画だった。母親の存在が大きそうな印象もあるのだけど、やはりメインはアオサギとの関係が主題なのかな?と思った。 自分の頭の中だけで考えて、自分の力だけで物事が進められると考えることの傲慢さ。主人公が自分の…

『飛行士の妻』を観た

1981年。エリック・ロメール監督。恋人の元カレへの嫉妬から、その元カレへの尾行を行う男。様々な偶然が絡む、どこか皮肉な恋愛喜劇。 撮影監督がネストール・アルメンドロスではなく、ベルナール・リュティック。一目見て、雰囲気の違いがわかる。アルメン…

『海辺のポーリーヌ』を観た

1983年。エリック・ロメール監督。ロメール作品の中でも、有名な作品というイメージがある。『夏物語』でも魅力的だったアマンダ・ラングレが主演。最初は、ポーリーヌのおばさんであるマリオンは美人だけど、ややダメそうな女性にも見える。しかしラストま…

『モード家の一夜』を観た

1969年。エリック・ロメール監督。数学教師である主人公は教会で出会った金髪美女を見て、一目で「この女性と結婚する」と確信する。一方で、哲学教師である友人に誘われて、なぜかその友人の女友達モードの家に泊まってしまることになる。主人公は、その2人…