映画と映像とテクストと

映画や読んだ本などの感想を書きます。ビデオゲームについてはこちら→http://turqu-videogame.hatenablog.com/

『美しき結婚』を観た

1982年。エリック・ロメール監督。それなりにステータスのある男性と結婚することで、惨めな人生を一発逆転したい女性の奮闘の物語。

しかし、エリック・ロメールは女性を主人公にしたエグい恋愛話をよく書けるなぁと本当に感心する。

その「こう考えるんだろうな」みたいなことを堂々と異性でありながら描けるというのは、どこか頭のネジが外れているんじゃないか?って気もする。一方で、突き抜けた独りよがりな世界観は、どこか普遍性を持つのかもしれない。

主人公の母親が実にいい。愛の物語だと思う。