映画と映像とテクストと

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『マクマレン兄弟』を観た

1995年。エドワード・バーンズ監督。本作がサンダンス映画祭でグランプリをとった時に1回目を見たのだが、その頃は結構面白かった。今見直してみて、面白いのだけど、随分とおぼこい物語のように思える。

クヨクヨと悩む若者の映画は多いが、この1995年という時代の、過渡期な感じの「男であることの悩み」のなんと素朴なことか。結婚したくない、子供作りたくない、深く女性を愛したくない。えらいどうでもいいことに悩むな、という感覚がする。分断前の世界の牧歌的なことよ。