映画と映像とテクストと

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『モンフォーコンの農婦』を観た

1967年。エリック・ロメール監督。13分の短編ドキュメンタリー。どのショットも人工物かと思うほどに美しい。田舎の不穏な空気を最後にチラッと見せるように終わる。素人の農婦も、ロメールが撮ると、ロメールの作る物語の中のフィクション的な登場人物のようにも見えて来る。いや、逆にロメールの人物たちがドキュメンタリー的なのか。よくわからない。まあ、いずれにしろ、なんとも面白い。