映画と映像とテクストと

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『パリのナジャ』を観た

1964年。エリック・ロメール監督。14分の短編。Blu-rayのブックレットを読むと、フランス外務省の企画から制作されたドキュメンタリー作品のようだ。モデルになっているナジャは後に社会活動家、作家、教師になる人物とのこと。

セルビア出身の異邦人ナジャがパリを距離感を持って見つめている様子が面白い。淡々と語られているだけなのに、どこか緊張感が漂う。これは撮影監督のアルメンドロスの画が与えている影響も大きいのだろうと妙に思った。