1957年。ジョン・スタージェス監督。つまらなくはない映画だと思うんだけど、なんかあんまり面白くないというか、今ひとつどいつもカッコよくない印象で、どこか散漫としたイメージの映画。
唯一、ドク・ホリデイが、ちょっと味のあるキャラクターのようにも思えるんだけど、まあ、それでも結構素直というか、分かりやすいキャラクターでもある。また、ワイアット・アープというキャラクターをどのように描きたいのかが、分からなかった。超然とした英雄でもないが、人間味が溢れる悩める保安官というほどでもない。まあまあ共感できる良きリーダー、という印象ではあるんだけど、例えば最初に強引にローラを留置場に入れるところなど、なんかその後のロマンスのためだけにしてるという印象で、その行為からミステリアスさとか男らしい魅力なんてのも特に感じない。総じて、喧嘩している時以外のシーンが自分には退屈に思えてしまった映画だった。